ここが知りたいRoHS指令

ここが知りたいRoHS指令

電子・電気部品に関する欧州の環境規制(RoHS指令)について紹介

Q
その他2017年9月29日更新
Q.515 台湾RoHSでは改正法が公布されて、電源コードの追加が2018年1月1日より施行されます。単品で出荷される電源コードのみが対象であり、製品に同梱される電源コードは適用外となりますでしょうか?

台湾RoHSは2015年12月29日付けに公告された時点で、2017年7月1日からRoHS要求を満たす製品としてPC、プリンタ、コピー機、テレビ、モニター、PCモニターの6種類を指定しました。その後、ネットワークマルチメディアプレーヤーやプロジェクタの追加などがあり、さらに2017年1月4日付け公告では92品目が追加され、段階的に対象製品を拡大させています。対象製品は併記されているCCCコード(最初の6桁はHSコードと一致)で確認1)することができます。

電源コード等の追加については、2016年12月27日付け公告2)により、以下の7種の電源コードセット類(定格電圧AC250V以下に限る)に対して2018年1月1日よりRoHS要求を追加するとしています。

  • 配線用のプラグとソケット
  • アダプター
  • 延長用電源コードセット
  • 非分離式電源コードセット
  • 分離式電源コードセット
  • 電源コードセット
  • ケーブルリール

ご質問の製品に同梱される電源コードは、
(1)同梱されている製品と電源コードが一体となって分離できない
(2)同梱されている製品に電源コードが使用されるが分離して使用できる
に分かれます。
(1)は、同梱製品の構成部品(材料)であり、同梱製品の該否によります。
(2)は、同梱製品と電源コードの2製品となり、適用対象となります。
 台湾RoHSは、商品検査法3)第10条1項による「標準検査局が公告した商品の検査項目と検査基準」による試験と、CNS15663第5項「含有表示」が追加されたものです。
商品検査法では第6条において検査対象製品は検査要件に適合しない場合、生産元から出荷することはできず、輸出または輸入も行われないとされています。つまり、同梱される製品の場合でも本規制の対象製品に該当する限りは、本規制に適合する必要があります。

従来の認証を保持している場合は2017年12月31日までに、修正後の検査規格に適合した型式試験レポート、物質含有状況の表示位置、含有表示の証明書(規定内 表1、表2参照)、制限物質含有状況表示宣言書を経済部標準検験局(BSMI)およびその支局に提出し、差替え申請を行わなければなりません。認証書は根拠となる規格の欄に、CNS15663第5項「含有表示」の規定に適合したことを記載することで識別されます。2017年12月31日までに申請が完了しなかった場合は、認証書は廃止となります。

なお、2017年6月1日付け公告4)によりこの規定の期限を緩和させる措置が発表されました。このなかで、すでに発行された7件の公告における対象製品の電源コードセット類(非分離式電源コードセット、分離式電源コードセット及び延長用電源コードセットを含む)の在庫品で、旧検査規格に適合または認証を取得しているものについては、2018年6月30日まで延長して使用することができるとしています。

1)http://portal.sw.nat.gov.tw/APGQ/GC411
2)http://www.bsmi.gov.tw/wSite/public/Data/f1483005232905.pdf
3)http://law.moj.gov.tw/LawClass/LawAll.aspx?PCode=J0100001
4)http://www.bsmi.gov.tw/wSite/public/Data/f1496453538132.pdf

当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。

情報提供:一般法人 東京都中小企業診断士協会

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