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合格者座談会「私のモチベーション維持法」

取材・文:北村 和久(中小企業診断士)佐々木 祐人(中小企業診断士)

【第2回】どうすればモチベーションを維持できるのか

2018年10月9日(取材日:2018年8月8日)

診断士受験におけるモチベーション維持に独自の方法で取り組まれ、合格された4名の皆さんにお集まりいただいた本企画。今回は、モチベーション低下を克服した具体的な方法や、家庭との両立のためにどのようなことを行ったかをお聞かせいただきました。

モチベーション低下を克服した方法

司会:皆さんは、モチベーション低下をどのように克服されたのですか。

石原:私の場合、2年目は、自身のモチベーションが下がる時期をあらかじめ見越して、診断士試験の直前期は試験に集中することを仕事仲間や家族に宣言し、その代わりに6月までは、仕事と家族サービスに打ち込みました。

石原氏
石原氏

百中:私は、出産も無事に済んで落ち着いた勉強3年目は、高いモチベーションで臨むことができていましたが、さらに予備校の勉強仲間20人くらいで、お互いの勉強時間が見えるようにしていました。1ヵ月の勉強時間は100時間必達と決められていて、達成できなければ脱退しなければならず、また脱退者が出ると月10時間増えるため、お互いにフォローしつつ、モチベーションを下げることなく、集中的に勉強をすることができました。

坂本:私は、どうしてもモチベーションが下がっていた時期には、中小企業診断士の先輩方に会って話を聞くことで、診断士資格の魅力を再認識し、モチベーションを上げていました。試験に合格すること自体は目的ではなく、その先が大事だと思っていましたので。

司会:ほかに、受験当時に中小企業診断士の方の話を聞かれた方はいらっしゃいますか。

百中:私は、社内の身近に中小企業診断士の方がいらっしゃいましたので、合格後のことについてお話を聞くことができ、モチベーションが上がりました。

野竿:私は、中小企業診断士になる目的として事業再生を手掛けたいという思いがありましたので、常に初心を忘れないようにしていました。

司会:私の場合は中小企業診断士の合格体験記などを読んでいましたが、モチベーション向上のためには、「資格を取ったら、どれだけ良いことがあるか」という目的に立ち返ることは重要なようですね。

家庭との両立

司会:皆さん、勉強を続けられる中で、家庭との両立にはどのように配慮されていたのですか。

百中:私は、2人の子育てと家事をしながら勉強をしていました。夫は仕事で夜遅くに帰ってくることが多く、平日は育児と家事のほとんどを私がしなければなりませんでした。そのため、すき間時間や食事中など、1秒でも多く勉強をするようにしていました。

石原:私は逆に、集中的に勉強しなければならない試験直前期は、それまでは、それなりに家事をしてきたことを言い訳に、一切の家事と育児を妻に任せてタッチしませんでした。しかし、それでも妻の視線が冷たいときは、それを勉強のモチベーションに変えていました(笑)。

坂本:私は、ちょうど勉強を開始した頃に夫婦で子どもを望むようになり、妻とアクティブに休日を過ごしていたのをセーブするタイミングと重なりました。そのため、空いた時間を勉強に充てることができ、勉強で家庭に負担をかけることはなかったと思います。

坂本氏
坂本氏

野竿:私は、1年目は予備校通学で家を空けることが多かったのですが、それでも家族は勉強を応援してくれていて、特に不満がたまっていたわけではないように思います。ただ、自分としては罪悪感があったため、2年目は通信に切り替えて家で勉強をしていました。幼い子どもにも、私が勉強をしていることは理解させており、妻からもサポートをしてもらいました。家で1日勉強をしていても、家族サービスの時間は確保するなど、メリハリをつけて両立していました。さすがに、試験直前期は外で勉強することが多くなりましたが。

司会:皆さん、事情は異なりますが、家庭にも配慮をしたうえで勉強を続けられていたのですね。

第2回を終えて

モチベーション維持のためには「モチベーションを維持できる環境や状況に身を置く」、モチベーション向上のためには「診断士資格の魅力を感じる機会に触れて、資格取得の目的を再認識する」という意見が多くあがりました。次回は、日常の勉強でモチベーションを維持する秘訣や受験生へのメッセージを伺います。

(つづく)

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