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私が診断士試験のために“やめたこと”

取材・文:佐藤 智人(中小企業診断士)藤本 江里子(中小企業診断士・税理士)

【第1回】私が合格に向けて“やめたこと”

2017年10月5日更新(取材日:2017年7月17日)

診断士試験の勉強時間を確保するために「何をやめるか」は人それぞれです。今回の座談会では、さまざまなバックグラウンドを持つ中小企業診断士の皆さんに、診断士試験のために“やめたこと”を語っていただき、受験生の方が自身の行動を振り返るうえでのヒントを伺いました。

合格者――私のバックグラウンド

司会:本日は、最低でも約1,000時間の勉強時間の確保が必要と言われる診断士試験を乗り越えて、見事合格を勝ち取った中小企業診断士の皆さんにお集まりいただきました。はじめに、皆さんの受験歴や学習スタイルなどバックグラウンドを教えてください。

左から黒田文彦氏、古澤登志美氏、溝上愛氏、寺田孝雄氏
左から黒田文彦氏、古澤登志美氏、溝上愛氏、寺田孝雄氏

黒田:黒田文彦です。仕事はSEをしています。私の受験歴は1次試験3回、2次試験3回で、計4年間勉強をしていました。1次試験を受けた年は、何とか年間1,000時間くらいを確保できましたが、2次試験の勉強は毎週末、予備校に通っているときしかできない状態でした。週末の勉強時間を確保するために平日に残業をし、土日に固めて勉強をしていました。

古澤:古澤登志美です。仕事はIT系のユーザーサポートの会社を16年前に立ち上げました。私は幸いにして、ストレートで合格することができました。勉強時間については、自営業の強みを生かしてスケジュールを工夫していました。

溝上:溝上愛です。私の受験歴は1次試験2回、2次試験1回で、合格までに2年かかりました。1年目は関西に住み、医薬品の市販後調査に関わる部署で仕事をしていましたが、2年目の4月に地元の鹿児島に引っ越し、父の金属加工業の会社に転職をしました。転職後は、朝6時前に会社に行き、他の社員が来るまでの時間を使うなど、平日は3~4時間勉強をしていました。

寺田:寺田孝雄です。銀行に30年勤めています。受験歴は1次試験4回、2次試験3回で、合格までに4年かかりました。2年目に、2次試験の事例Ⅲに出てきそうな、メッキの薬品を作る会社に転籍しました。はじめの2年間は、残業も多く休日も仕事という中で、朝4時に起きて2時間くらいを勉強時間にあてていました。一方、後半の2年間は、朝は8時30分始業の10分前まで喫茶店で勉強をして、休み時間も1時間十分に勉強をしたうえで、5時半の定時に帰ることができる環境でした。

意識して“やめたこと”が時間の有効活用に直結

司会:試験勉強のために意識的に“やめたこと”を教えてください。

寺田:私の会社は本当に飲み会が多いため、1次会は行きますが、2次会は「資格試験を受けるので行きません!」と宣言して、基本的にすべて断っていました。また、プライベートのゴルフをやめました。休日ゴルフに行くと、丸一日がつぶれてしまうため、「もうゴルフは一切やりません!」とこちらも宣言しました。しかし仕事では、行く機会もありましたが。

溝上:私は、受験勉強2年目の4月に引っ越しましたが、地元の友人に引っ越したことを知らせませんでした。地元にいるとなると、友人も連絡してくれますし、私も声をかけられると会いたい気持ちが出てきますので。あとは、料理は合格するまでしないと割り切ってやめました。

古澤:私も同じです。これをいいことに、ご飯を作らない(笑)。

溝上:料理は好きなのですが、レシピを見る、買い物、洗い物と前後で時間がかかります。田舎住まいですので、道端で野菜を売っていたら、「あの料理を作れるな~」などと思っていましたが。さらに、外食やお弁当のメニューを決めて、迷う時間をなくしました。私はから揚げが好きなので、どこでもから揚げでした(笑)。

黒田:私も同じで、ご飯を食べるお店は固定していました。

古澤:私は意識的に、英会話のレッスンをやめました。英会話の勉強の一環と言い訳をしながら、Huluで海外ドラマを四六時中見ることもやめました。また、転んで怪我をするといけませんので、バイクに乗るのもやめました。

黒田:私の仕事はプロジェクト単位で行うため、お昼は決まってそのメンバーと一緒に行っていたのですが、受験勉強中は「僕は行きませんから」と一人で済ませられる所で食べていました。勉強をしていることも周囲には公表していませんでした。また、寺田さんと同じように、仕事でも2次会はほとんど断っていました。それから、試験が終わるまでは本を読むことをやめました。書店には行きますが、見つけたときに買って家に積んでおいて、後で読めるというモチベーションにしていました。

司会:皆さん、ご自身の性格をわかったうえで、何かをやめることで勉強のための環境を意識的に作られていたのですね。

(つづく)

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