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私の2次試験タイムマネジメント法

取材・文:屋代 勝幸(中小企業診断士)木村 清香(中小企業診断士)

【第2回】さまざまな制約を乗り越えるための工夫

2017年8月10日更新(取材日:2017年5月28日)

仕事や家庭など、さまざまな事情により勉強時間の確保に制約がありながら、独自のタイムマネジメント法で合格を果たした中小企業診断士の皆さんにお集まりいただいた座談会の第2回。今回は、制約を乗り越えるためにどのような工夫をされたかについて伺いました。

自分なりの工夫にこだわる

司会:皆さんは、勉強時間の確保に関する制約を乗り越えるために、どのような工夫をされていましたか?

秋田:平日はまとまった勉強時間を確保することができませんので、朝は早起きをして比較的空いている時間帯に通勤するよう心掛け、電車の中で勉強をしていました。

司会:具体的にはどのような勉強をされていたのでしょうか?

秋田:プラスチックのバインダーに一度解いた過去問とノートを挟んで、「なぜこのようなことが起きたのか」、「この課題を解決するためにはどうすれば良いのか」、「自分の解答の何がダメで、なぜ間違ったのか」などを深く考え、ノートに書き留めていました。

司会:時間はどれくらいですか?

秋田:30~40分間です。電車の中で立ったまま文字を書くのは、体力的にも結構辛いのですが、結果的に短時間で深く集中する力が身につきました。

設楽:私にとっても、移動時間は重要な勉強時間でした。海外出張の飛行機では、必ず窓際の座席を予約して勉強をしていました。

司会:窓際の座席を予約されるのはなぜですか。

設楽:通路側ですと、窓際に座っている人がお手洗いに行くときなどに集中力が途切れます。その点、窓際に座れば誰にも邪魔をされず、集中して事例を解くことができますからね。

一同:なるほど。

司会:荒井さんは、主に昼の時間を勉強時間に充てていたとのことですが、どのような工夫をされていましたか?

荒井:限られた時間で集中して勉強をするために、子どもたちを見送った後にホッと一息つくためにソファに座ることをやめました。ソファに座ると、何となくテレビを見てしまったり、スマホを見てしまったりと、ズルズルと過ごしてしまいますので。子どもたちを見送る前に家事をひととおり終わらせ、見送った後は勉強場所にしていたダイニングに直行して、勉強のリズムを作っていましたね。


秋田氏(左)と設楽氏

山倉:私は、とにかく時間のない中で診断士試験に合格するために、「何とか時間を作ること」と「やるべきことを減らすこと」を考えていました。皆さんと同じように隙間時間を活用し、まとまった時間は考える時間に充てるように意識しました。具体的には、一度解いた問題の模範解答について予備校各社の分を揃え、その解答を作った人が何を考えたかまで深く考えることに時間を費やしていました。「なぜ」を繰り返して何らかの根拠を導き出し、考える力をとことん鍛えることで合格に近づけると確信していたのです。

司会:皆さん、限られた時間を有効に使うためにさまざまな工夫をされていますね。特に、移動時間などの隙間時間を上手く活用されていると感じました。隙間時間を活用する方法について、もう少しお聞かせいただけますか。

荒井:私は、知識のインプットの勉強にスマホの暗記アプリを利用していました。子どもを寝かしつけながら、横目でアプリを見るというやり方で、本当に短時間ですけれど、やらないよりはマシだと思ってやっていました。

設楽:私は、勉強時間を記録するアプリを使っていました。受験勉強を機に、他のSNSをいったんお休みして、この勉強時間記録アプリのみを見ていましたね。このアプリは、他の受験仲間がどれくらい勉強しているかを見られるため、「自分も頑張らなければ」と刺激になりました。


荒井氏(左)と山倉氏

第2回を終えて

今回の取材に携わり、日々「時間がない」と愚痴を言ってばかりの自分を深く反省しました。さまざまな制約を抱え、限られた時間の中でも、日々の心掛けと工夫の積み重ねによって物事を成し遂げられることを教わりました。(文責:木村清香)

(つづく)

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