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目指せ! 中小企業診断士

中小企業診断士受験年数別座談会

取材・文:植松 郷(中小企業診断士)川上 宏司(中小企業診断士)

【第1回】診断士試験合格への道

2017年1月10日更新(取材日:2016年11月27日)

今回は、合格までにそれぞれ異なる年数を費やした中小企業診断士の皆様にお集まりいただきました。受験年数に応じて、共通するパターンは存在するのか――それを探るべく、成功・失敗体験や合格へのヒントを伺いました。

合格へのヒントとモチベーション

司会:まずは自己紹介と、併せて受験年数などもお聞かせください。


写真左から星野大輔氏、藤田有貴子氏、西原麻衣氏、和田純子氏

星野:星野大輔です。1次試験1回、2次試験1回のストレート合格です。受験生時代は、通信講座で勉強していました。

藤田:藤田有貴子です。1次試験3回、2次試験1回で合格しましたが、1次試験では暗記に苦労しました。途中で名古屋に転居したこともあり、合格までに3年かかりました。

西原:西原麻衣です。私は1次試験2回、2次試験4回です。1次試験に合格したタイミングで大阪から東京へ転勤になり、後半は独学で勉強しました。

和田:和田純子です。私は1次試験3回、2次試験4回で、合格までに6年かかりました。

司会:合格されたお立場から受験生の皆様にお伝えしたいことや、「これが合格につながった」と感じている体験などがあれば、教えてください。

星野:私がお伝えしたいことは2つあって、まずは、自分が知識を学ぶフェーズと試験勉強フェーズのどちらでつまずいているのかを区別する必要があると思います。マークシートのテクニックなどの技術面でつまずいているにもかかわらず、知識だけを覚えても意味がありませんからね。

もう1つは、「いつ合格しても良いのでは?」ということです。合格ありきで人生を考えるよりも、業務や読書を通じて経営全般の経験と知識を蓄積してから、診断士試験のためのテクニックを勉強すれば良いのではないかと思います。私の場合も、MBA資格取得の勉強を含めると数年かかっていますが、受験年数をどのように捉えるかは、各自の考え方しだいではないでしょうか。

藤田:私は、1次試験科目では経営法務と財務・会計が苦手でした。「法律は専門家に聞いて、会計はExcelを使えば良い」と感じていたほどです。それでもあきらめずに勉強できたのは、この資格を目指したのはほかならぬ自分自身であり、根性なしの面を克服したいと思ったからです。合格したことで自分の弱さを克服でき、自信がつきました。

西原:先ほど星野さんも言われましたが、早く合格することだけが目的ではありませんので、さまざまな考え方があって良いですよね。私は、合格までに年数はかかりましたが、結果的に良かったと思っています。受験生時代を振り返ると、コツコツと勉強するタイプではありませんでしたが、経営全般の体系的な知識を得られるのは楽しく、業務へのつながりを感じることがモチベーションになっていました。

和田:私は、1次試験はさまざまな知識を学べて面白そうですし、2次試験は論理的思考も習得できるのではないかと思い、勉強を始めました。

1次試験1科目のみの合格だった1年目を受け、2年目は1次試験を独学で勉強しつつ、2次試験対策講座に通いました。結果は、1次試験で3科目合格。いま思えば、1次試験科目がたくさん残っているのに、2次試験対策講座に通うのは中途半端だったかもしれません。勉強自体が楽しく、合格のための勉強ができていなかったように思います。

司会:先ほど西原さんからモチベーションの話が出てきましたが、皆さんがモチベーションを保つ源泉は何でしたか。

藤田:「根性なしの自分に負けたくない」と思うと、不思議とスイッチが入るんですね。また仕事でも、人から頼まれると、「期待に応えたい」という思いがパワーになります。

和田:私は、これまでの人生で特に誇れるものがなかったため、診断士試験に合格すれば、自分自身をほめてあげられると思ったことが、勉強を続ける原動力となりました。また、合格した先輩から、「待っていますからね」と言われたことも励みになりました。

西原:私は、「応援してくれる人がいる中でやめてしまうのは申し訳ない」と感じていました。予備校に支払った受講料ももったいないですしね(笑)。

あるとき、合格した先輩に「勉強をやる気がしない」と相談したところ、「無理にやらなくていいよ。そのうちやりたくなるから」と言われたんです。それまでは、「常に勉強しなければならない」と思っていましたが、「無理にやらなくてもいい」と考えた途端に肩の力が抜け、再び学習意欲が湧いてきました。

星野:私は、「知識を表面的に詰め込むのではなく、芯の部分をつかむ」という学びへのプライドがありましたが、それが学習の良いモチベーションになりました。

(つづく)

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